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EBSボリュームタイプをgp2からgp3に移行するにあたって色々調べた

Published:  at  09:24

目次

きっかけ

先日のStorage JAWSの中でgp2からgp3への移行に関するLTがあったので。

内心、安くなるっぽいから性能比較して移行方法考えてやらなきゃな~とか思ってたんですがずっと後回しになっちゃって…
鉄は熱いうちに打てと言うことで興味が向いてるうちに色々調べた。

前提

移行を考えるシチュエーションは以下の通り。

結論

性能比較

確認するポイント

公式ドキュメントにまとめの表がある。

表の中で以下の項目に注目して確認する。

ボリュームサイズ

「1GiB - 16TiB」まで選択できるスペックは変更がないので気にする必要なし。

IOPS

ボリュームあたりの最大 IOPS (16 KiB I/O)が16,000となっている。
結論的にはスペックアップとなるので気にする必要なし。

シチュエーションとして想定するボリュームサイズである50GiBの場合は以下の通りとなる。

gp3に移行した場合、IOPSのベースラインは純粋なスペックアップとなる。
gp2をバーストした場合も最大IOPSは3,000となるため、gp3のIOPSベースラインと同じ値となる。

スループット

ボリュームあたりの最大スループットは以下の通り。

gp2、gp3ともにボリュームサイズによってスループット値が変動するため、想定シチュエーションである50GiBのボリュームサイズで確認する。

ベースラインスループット値はgp3が劣るが、今回のユースケースであれば誤差の範囲であると考える。

費用

gp2とgp3で課金対象が異なるため、まず課金対象を整理する。

料金表のコピペなので以下を参照したほうが正確。
ハイパフォーマンスブロックストレージの料金 – Amazon EBS の料金 – Amazon Web Services 🔗

想定シチュエーションで考えると、IOPS・スループットは追加なしでベースライン値のまま使用するので、単純にストレージ費用のみを比較すれば良い。 ※GiBとGBで表記が違うが細かく計算する気はないのでスルーしてください。

$1.2(-20%)の減額となる。

移行方法

ボリュームの再作成等は不要でコンソールから移行が可能となっている。

CFnで変更を行う場合はスタックの管理リソースから除外→ボリュームタイプ変更→スタックの管理リソースにインポートと言う手順が必要となる。(ちょっと面倒

雑感

Twitterのスレッドにまとめて終わりにしようかと思ったが、なにかアウトプットしなければと最近焦燥感に駆られてるのでとりあえずブログを書いた。適当だけど。



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